ANAラウンジ探訪(羽田空港国際線Suitelounge)

羽田空港国際線ターミナルですが、2020年3月に第2ターミナルでも国際線を取り扱うということで第3ターミナルに名称変更されるようですね。ラウンジをはじめ出入国の導線がどのようになるのか気になるところですが、現在の国際線ターミナルの独特の雰囲気が今後は第2ターミナルのちょっとごちゃっとした雰囲気と混ざりあう感じになるのでしょうか。

ということで、今回は羽田国際線のSuiteloungeについて書こうと思います。

利用条件は以下のいずれかの条件を満たす場合です。

これは成田空港国際線のSuiteloungeも同条件です。

①ファーストクラス利用者

②ダイヤモンドメンバー(※同行者1名まで追加可能)

③Suitelounge利用券

尚、スターアライアンスメンバーの航空会社便利用でも可能ですのでダイヤモンドメンバーでシンガポール航空利用だったり、ラウンジ利用券でエアチャイナ便利用であってもOKです。

ということでKUL海外発券修行の最初の赴任でエアアジアX等LCCを使う場合は利用できません。

ダイヤモンドメンバーになるのは仕事で飛び回る人でもない限り、到達するための条件が非常に高いのですが、体験するだけであれば③のラウンジ利用券はネットオークション等で5000円程度で売買されておりこちらを利用するのが手でした。しかし、この利用券の付与条件が2019年度より厳しくなります。

ダイヤモンドメンバー特典でこれまでスカイコイン60000+ラウンジ利用券だったものが、利用券は別の特典へ独立してしまったためラウンジ利用券を選択する人は今後はあまり出てこないことが見込まれます。そもそも、ダイヤモンドメンバーなら利用券不要で利用できるのに何で配るの?という気もしましたが、3人以上の家族利用を想定していたんでしょうかね。

もっとも現在もラウンジ利用券の配布しすぎによる弊害はあるようで、国内線、国際線共にSuiteloungeが利用者で混雑していることにより、ラウンジでゆっくりとくつろげる雰囲気には程遠い時間帯等があります。実際に私も昨年那覇空港のSuiteloungeが満席で利用できないという場面に遭遇しまして、お詫び金を貰って通常ラウンジに移動したことがありましたが、こうなってしまうとラウンジの役目は果たせませんよね。

 ラウンジ利用券の有効期限は翌年の3月迄なので、2019年4月以降は利用券入場者はかなり減り、本来の最上級会員のために供されることが見込まれます。

ラウンジは2か所

国際線の出国ゲートを出ますと目の前を左右に通路が広がっています。左側が112~140番台、右側が111~100番台と別れています。このうち右側が110番搭乗口付近、左側が114番搭乗口付近のエスカレータをあがって3階にあります。

こちらは左側の114番側のラウンジ入口です。通常のラウンジと入口は共用でカウンター右側がSuitelounge、左側が通常のラウンジです。カウンターでチェックを受けて右手に入るとグランドスタッフさんが席まで案内してくれました。あと飲み物の希望も聞かれます。まぁシャンパン頼んじゃいますよね。

114番搭乗口側は小さめのラウンジ

シンガポール行きは144番搭乗口付近から出発するため、最寄のラウンジはこちらになるのですが比較的狭いスペースになっています。またサテライトラウンジという扱いなのか、日中午後13時半~夕方までは閉鎖されているとのことです。また110番台ラウンジから移動してこちらのラウンジを利用することも可能なので、出発時間が近づいたらこちらに移動する利用方法もいいかなと思います。

最上級ラウンジということでハイクラスな利用者の前であまりバシャバシャと写真を撮るわけにも行かず…スペースはおおよそこれくらいの広さで110側と比べると本当に小さいです。

アルコール類は一通り揃っているのですが、個人的にはウイスキーのラインナップは不満です。メーカーズマーク、ワイルドターキー、知多とどれもみんなグレーンウイスキーしかなく、シングルモルトが1本もないのは是非とも改善して欲しいところです。実は2017年以前までは「山崎」「白州」といったサントリーのシングルモルトやブレンデットでも「響」といった錚々たる銘柄も置かれていたようですが原酒不足の影響で、国内国際線問わず、ラウンジはすっかり知多一色になってしまいました。いやでもスコッチで充分美味しいのでジャパニーズに拘らずに置いてほしいです。

食べ物はヌードルバーカウンターで写真右上にあるメニューにあるカレーや麺類、丼物を注文できます。グランドスタッフさんにお願いすることもできます。この日は初めてのビジネスクラス搭乗ということもあり、軽食で済ませちゃいました。


メインは110番搭乗口

2019年1月に再度国際線を使う機会がありましたので、この時は110番側のラウンジに行ってまいりました。110番搭乗口側から同じくエスカレーターをあがると、こちらは入口からそもそも分かれている様子。中は2区画ほどに分かれていてとても広いです。

最初にこちらのエリアを紹介されたのですが、どうしてもDININGhを利用したかったので、DININGh側のエリアに移動しました。

こちらの方がブースに仕切られていて落ち着いた雰囲気…だけど空きブースが無く私はソファでDININGhの順番を待ちます。

DINING hサービス

DININGhサービスは羽田空港国際線ラウンジ独自のサービスで19:30以降に利用できる食事サービスです。ラウンジにはブッフェが当然のようにありますが、このDININGhではレストランのようにメインディッシュをオーダーを受け調理をしてくれます。これは深夜便ですと機内での食事サービスが充分に受けられない点を補う狙いともいわれています。

オープンとなる19:30前には行列ができるほどの人気だとか。

私が到着したのは20時頃で当然満席。

このような専用ブザーを受け取ります。ヌードルバーカウンターのようなブザーとはちょっと違いますね。そうして待つこと1時間以上…順番が来まして席に通されます。

この日限定30食の松永牛のステーキを頼みました。当たり前ですが美味しい(語彙力不足)

そして、デザートにパフェを葡萄の風味が爽やかな一品。

と、他の空港ラウンジでは体験できないサービスでした。ある意味、DININGhを体験したいがために前年はDIAまで一気に走ったような気がします。中々この時間帯の国際線に乗る機会はないですし、3月一杯でプラチナステータスに降格するので、もしかしたら二度と来られない場所になるかもと思いつつも、またダイヤモンドメンバーを目指したいという気持ちにもなったり。

鉄と海と空と酒

40代独身艦これおじさん徒然。

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