2017年度と2018年度のSFC修行の違い

前回のエントリーの最後に触れたように、ここでは昨年度今年でのSFC修行での大きな違いについて書いていこうと思います。全体的に修行が困難になったという印象です。それは主に以下の2つの要因と考えています。

①プレミアムクラス運賃の高騰

②陸マイラー変換率の悪化

それらについて解説していきます。


①プレミアムクラス運賃の高騰

昨年の秋頃にプレミアムクラスのサービスについてテコ入れが行われました。大きく変わったのは羽田、伊丹-那覇等主要路線のプレミアムクラス便の機内食がこれまでのプラ箱弁当から、国際線のような陶器などに盛り付けされた食材に変わったことです。

下のツイートの写真は直近(9/24)でのOKA-HNDでのプレミアムクラスの食事でした。

以前は下のような感じです。また今でも成田や主要路線以外ではこのような機内食です。

スプーン、フォーク、コップといった食器類もプラスチックでしたがそれぞれガラス製、金属製に置き換わったりしています。これが全ての原因、というわけではないでしょうがこの結果、国内修行の定番と言われたHND-OKAのプレミアムクラスの価格が一気に高騰しました。

 株主優待が¥30,190→¥37,190→¥36,990(10月運賃より若干値下げ)、P旅割28(SVP28)が¥25,790→¥33,890と概ね¥7,000近く値上がりしています。これは同じ羽田発の石垣、宮古便の運賃にも表れています。尚、石垣、宮古はこれまで通りの下の写真の方の機内食のままです(汗)この結果いわゆるプレミアムポイントを効率的に獲得する際のバロメータとされるPP単価(運賃÷路線PP)が一気に悪化することになります。昨年が概ねPP単価10だったところ今年は13程度になります。つまりSFC修行の解脱点となる50,000PPまで昨年より高額な出費を強いられることとなります。


②各種ポイントサイト→マイル変換率の悪化

 普段仕事などで飛行機を使用しない人々が各種ポイントサイト等を駆使して貯めたポイントをマイルに変換し、さらにskyコインにして航空券購入支払いに充てるという方法がここ数年一般的な修行を補助する手段でした。

 特にポイントタウン等の定番ポイントサイトからPEXという変換専門のポイントサイトを通り東京メトロのソラチカカードからANAマイルが最も知られたルートでした。ところが東京メトロポイントに変換可能なポイントサイトが軒並み2018年3月をもって交換終了となりました。これまではPEXから東京メトロは等価だったのですがこのルートが塞がり、実質LINEポイント経由のみとなっています。LINEポイントでは下記のポイ探で調べてみると目減りが生じていることがわかります。

つまり運賃の高騰と陸マイラーが支払い軽減策として使用していたポイントサイト系の悪化という、相対的に悪化させる要因が立て続けに発生しました。節約しつつプラチナステータスを目指すための必要出費額が今年はどうしても増えてしまうことになってしまったのです。

 去年までが逆に緩かったという指摘もあるくらいで、JALのJGCに比べるとポイントサイトからマイルへ変換する手段やレートもよく、ANAのSFC解脱条件は比較的楽、とも言われていました。それが今回本来の姿、というべきか、後続のSFC会員を絞りたいというANAの思惑なのかはわかりませんが、これから目指す人にとっては2017年以前までの先輩解脱者のノウハウの全てが必ずしも有効ではないということになります。

今年のメリット?

今年、というよりは10月以降ですがマシになった部分としては、予約期間の拡大があげられるでしょうか。これまで夏季冬季の半年分までの予約だったのが355日前まで先行で予約が可能になりました。また株主優待予約は2か月前からの受付となっていたため、P旅割28で抑えられない場合は株優枠が取れるかを心配しながらの先予約でした。これが開始期間が統一されることにより、より年間を通しての計画的な修行が可能となったと言えます。

 余談ですがこの10月以降の新予約体系での受付は8月末から開始となり、DIAメンバー等が先行という触れ込みだったのですが株主優待とP旅割28(現行でのスーパーバリュープレミアム28)枠が先行並びに一斉販売時点でHND-OKA路線等全く解放されておらず満席表示で予約ができませんでした。同じようにSFC修行を考えていた人々の混乱のツイートが飛び交う事態に。その数日後に何の告知もなくちらほらとSVP28枠が解放されました。価格変動制なのでやはり高いなぁという印象です。この混乱は料金変更の過渡期だったとはいえ、先行予約のメリットがまるでなかったのは残念でした。


 この先どうやって効率的(資金・体力的)にSFC修行を行っていくか色々と考えているのですが、今後のトレンドとしては国際線を含めたOKA-SINタッチや海外発券によるKUL-OKA海外赴任になってくるでしょうか。そうした部分も踏まえて2018年以降は修行も折に触れて書いていければと思っています。


鉄と海と空と酒

40代独身艦これおじさん徒然。

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