開設の投稿にも書きました通り、今年1月よりSFC修行なるものを実行しております。
このSFC修行について何?と思われる部分から、私なりに解説してまいります。
SFCは「Super Flyers Card」といって、航空会社であるANAの上級会員資格獲得時に発行できるクレジットカードのことを指します。
普段飛行機で移動される方、特にANAを利用されているANAマイレージクラブ会員の方であればこの赤丸部分見覚えがあるかと思います。
このプレミアムポイント(略してPP)を一定数量獲得することによって、各段階ステイタスを得、プラチナステイタス到達によりSFC資格を得ることが出来ます。
・PPの獲得方法
PPはANA及びANAが所属しているスターアライアンスの航空会社に搭乗する事で得られます。
ただし、獲得PPのうち半数はANAでの搭乗が必要です。もっともスターアライアンスメンバーの航空会社は国内航空会社はANAのみ。国内線中心で修行をする場合に関してはあまり気にすることは無いかと思います。
国内線のうちエアドゥやスターフライヤーズ等の共同運航(コードシェア)便も対象ですが、注意点としてはANA便名での予約をしないと対象となりません。ANAのサイトからの便を予約することが肝要ということです。
PPは1月1日~12月31日迄の累積になり、翌年のお正月と共にリセットされます。つまり1年間勝負なのです。
・ステイタスについて
ステイタスは3段階に分かれています。それぞれ
30,000PP…ブロンズ
50,000PP…プラチナ
100,000PP…ダイヤモンド
となっており、SFC資格は50,000のプラチナまで到達する必要があります。
・SFC会員になるとどんな特典があるの?
詳細はオフィシャルに譲るとして私が特に恩恵に預かれると考えているのは主にこの部分です。 飛行機に搭乗される際の順番で見ていくと…
①預け荷物受取の優先対応
キャリーバッグ等機内に持ち込まない大きな荷物を到着空港で優先的にターンテーブル(回転寿司的なアレ)に流してくれます。空港から先のバスや鉄道等の交通機関で移動を計画されている場合、時に中々出てこない荷物をじりじりと待ちながら時計と睨めっこする心配はなくなります。
②専用保安検査場の利用
手荷物検査は時間帯によってとても混雑しますよね。
特に飛行機に乗り慣れていない方が前にいらっしゃると、順番に来てからチケットを取出し、荷物内の機内持ち込みに際しての制限があるさまざまなものの追加チェックなど保安検査場でひっかかるとそこで止まってしまい待たされるなんてこともしばしば。
この専用保安検査場は設置している空港は限定されていますが(羽田、成田、伊丹、関空、千歳、福岡等)、一般の保安検査場とは別の入口から制限区域内に入ることが可能になります。
③ANA専用ラウンジの利用
搭乗までの間、制限区域内の専用ラウンジでゆったりとくつろぐことが出来ます。
ゴールドカード等で入れるカードラウンジは保安検査場の手前にあったり、保安検査場から離れた位置にあるため、搭乗迄時間的余裕を持ってラウンジを出ないといけません。その点保安検査場の先(制限区域)にあるANAラウンジであれば出発直前まで過ごすことが出来ます。
カードラウンジとの差としてはドリンク・アルコール類が充実しています。
ビールの他にウイスキー、焼酎(那覇なら泡盛)といった蒸留酒系もあります。ウイスキーの銘柄はサントリーローヤル、スーパーニッカでした。
ドリンクは青汁があったり、カフェラテやエスプレッソ等種類も豊富です。また個人的に嬉しいのがトマトジュースへの味付けオプションとしてポッカレモン、タバスコがちゃんと置いてあることでしょうか。
④機内優先搭乗
事前改札サービスとしてお子様連れや介助者が必要な方、ダイヤモンドステイタスの次に搭乗することが出来ます。 一般より先に乗ることが可能なので荷物収納に手間取って中々席に辿り着けずに渋滞する、収納棚が先に入った人に抑えられていて辺鄙なところにしか収納できない、といったストレスから開放されます。
その他
予約可能座席エリアの拡張、手荷物重量制限の緩和や、空席待ちの優先取扱い、空港の駐車場の優先予約、国際線でのプレミアムエコノミー空席時の無料アップグレード等々あります。
・SFC会員の有効期間は?
「Super Flyers Card」を更新(年会費有料)する限り有効です。
つまり、一度この資格さえ取れば次年度以降ずっとこれらの特典の恩恵に預かれるのです。
と、ここまで説明してまいりましたがもう少し詳しく知りたい方はANAオフィシャルサイトも併せてご覧ください。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/service/sfc.html
以上、SFC会員の特典について説明してまいりましたが、取得資格到達までの経済的、肉体的な負担と上記の恩恵が自分の中でどれだけ見合うものがあるかは人それぞれです。
特に仕事で飛行機を使うといったことが無い人にとって、意図的に狙わないと資格到達は難しい条件です。次回は資格を得るために、普段仕事で飛行機を使用しない「地上人」(笑)がどのように上級資格を獲得を目指すのか私自身が実践中の内容とあわせてご紹介してまいります。
ちなみに昨年2016年の私が取得した年間PPは6,669しかありませんでした。
結構乗ったつもりだけどなーと利用状況を振り返って見ると往復含めて搭乗回数は10回でした。
…我ながらかなりマニアックな路線ですが。
これだけ乗っていても資格取得到達PP50,000には到底及ばない、僅か13.3%の進捗率です。
どうです?これだけでも難易度の高さを感じていただけますでしょうか?(笑)
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